「香川が初めからいたら…」 元ベジクタシュMF、古巣の“逆転優勝”の可能性を悲観

ベジクタシュのMF香川真司【写真:(C)BesiktasJK】
ベジクタシュのMF香川真司【写真:(C)BesiktasJK】

ギョズテペ戦を1-0で勝利したなか、昨季途中まで所属していたトスンが古巣に言及

 ベジクタシュの日本代表MF香川真司は現地時間16日、リーグ第26節ギョズテペ戦でトップ下としてスタメン出場し、1-0の勝利に貢献した。これまでトップ下で起用されていたセルビア代表MFアデム・リャイッチとともに先発したなか、昨季途中までチームに所属していたトルコ代表FWジェンク・トスン(現エバートン)がトルコのスポーツ専門チャンネル「TRT Spor」のインタビューに応じ、「香川がシーズンの初めからいたらもっと成功していた」と古巣にメッセージを送っている。

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 1月末にドルトムントからベジクタシュに加入した香川は、第20節アンタルヤスポル戦(6-2)で後半途中から出場し、登場からわずか16秒で初ゴールを挙げるなど3分間で2ゴールの衝撃デビュー。以降は途中出場が続き、第23節フェネルバフチェ戦(3-3)で香川はトップ下で移籍後初スタメンを果たすと、1アシストをマークした。負傷で1試合欠場後、前節コンヤスポル戦(3-2)では途中出場ながら決勝ゴールを挙げた。

 そうして迎えたギョズテペ戦、香川は3試合ぶりに先発。それまでトップ下で出場していたリャイッチが左サイドハーフに入り、ポジションを争う2人が先発で初共演したなか、前半は攻撃が思うように機能せず。それでも後半1分、ハーフウェーライン付近で香川のパスからカウンターを発動し、右サイドのポルトガル代表MFリカルド・クアレスマのクロスから最後はトルコ代表FWブラク・ユルマズがゴールを奪った。しかし、その後は追加点を奪えないまま1-0で辛くも逃げ切った。

 ベジクタシュは26試合を終えた時点で勝ち点47の3位。1試合消化の少ない首位イスタンブール・バシャクシェヒルとは10ポイント差をつけられている。残り8試合、逆転優勝に向けて負けられない戦いが続くなか、「TRT Spor」は2017-18シーズン途中までベジクタシュで3年半プレーしたトスンに古巣の現況について訊いている。トルコ代表MFの口から飛び出したのは香川の名前だった。

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