プレミア制覇を狙うクロップ監督、元英代表DFのCL敗退“推奨説”に反論 「代償が…」
ギャリー・ネビル氏の提案に反発 「勝てば我々は勢いを手にすることができる」
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)敗退がプレミアリーグ制覇の助けになるとの意見に反論した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
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残り8試合となったプレミアリーグで首位マンチェスター・シティに勝ち点1差の2位につけるリバプールは、現地時間13日にバイエルンとのCLラウンド16第2戦に臨む。第1戦はホームで0-0-のドロー。アウェーでの第2戦は勝利、もしくは得点を奪っての引き分けなら準々決勝に進むことができる。
元イングランド代表DFでマンチェスター・ユナイテッドのOBでもあるギャリー・ネビル氏は、自身のポッドキャストでリバプールのCLでの戦いに言及。「プレミアリーグに集中できるようになれば、フレッシュさを保てる。優勝争いには有利に働くだろう」と語り、CL敗退がリーグ戦のタイトル争いを助けるとの見解を示していた。
クロップ監督はこれに対し、「リバプール以外のチームの監督は、CL前にこのような質問に答える必要がないだろうね。こんな話を始めたのは、(ライバルである)マンチェスター・ユナイテッド出身の解説者なんだから」と指摘。ネビル氏の見解に妥当性がないと糾弾した。
「バイエルン戦は世界が注目する一戦になるが、我々は集中している。たとえ勝利に代償が伴うとしても、仕方のないことだ。勝てば我々は勢いを手にすることができるし、素晴らしいフットボールで世界を変えられるかもしれない。もしそうならなければ、シンプルに切り替えて次のフルハム戦に集中するだけだ」
国内リーグ優勝から29年間遠ざかっているリバプールにとって、プレミアリーグ制覇は悲願とも言える。それでもクロップ監督は常に目の前の試合に集中し、CLとプレミアリーグのどちらにも全力を尽くすスタンスを明確にした。バイエルン戦の結果に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)