英記者が鹿島の20歳安部を高評価 “正しい自信”に基づくプレーは「欧州の若手に近い」

鹿島FW安部裕葵【写真:荒川祐史】
鹿島FW安部裕葵【写真:荒川祐史】

技術面、精神面ともにポジティブな評価 「とても大きなポテンシャル」

 2019シーズンのJリーグが開幕し、すでにリーグ戦2試合が終了した。ヴィッセル神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャら世界的ビッグネームの加入に沸く一方、若手選手の台頭も著しい。その最たる例が、昨季のJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞した鹿島アントラーズFW安部裕葵だろう。

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 安部はリーグ開幕戦の大分トリニータ戦(1-2)、第2節の川崎フロンターレ戦(1-1)にいずれも先発出場。チームは未勝利が続いているが、まだ20歳になったばかりとは思えないプレーで観る者に強い印象を残している。

 そんな期待の日本人アタッカーは、海外からどのような評価を得ているのだろうか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者マイケル・チャーチ氏を取材。日本を代表する若手となった安部に対して、チャーチ氏は未来への大きな期待を抱いていた。

◇   ◇   ◇

 安部のパフォーマンスはとても印象的だ。Jリーグでの彼をすべて見ることができているわけではないが、昨年のU-19日本代表やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での鹿島を見る限り、とても大きなポテンシャルを持っていると感じる。

 まだフィジカル面を含めて学ぶべきことが多いのも事実だが、より素晴らしいプレーヤーに成長する可能性があることは間違いないだろう。技術的にとても優れているし、何より落ち着いている。ボールを持っても慌てず、良いパスを持っている。

 彼はほかの若手選手に比べて、正しい自信を持ってプレーしているように見える。過去に日本の育成システムから輩出された選手は、技術的に優れていても十分な自信を持っていないこと、あるいは逆に自分を過信してしまっていることがしばしばあった。安部はそうではなく、正しい自信に基づいてプレーしていると感じている。欧州の若手選手に近いと言うこともできるかもしれない。

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