「“パネンカ”でラモスを揶揄」 バルサFWスアレス、宿敵主将の“十八番PK”披露に脚光

海外メディアはFWスアレスのPKの場面に焦点を当てている【写真:Getty Images】
海外メディアはFWスアレスのPKの場面に焦点を当てている【写真:Getty Images】

スアレスが全3ゴールに絡む活躍でレアルに圧勝 華麗な“パネンカ”でダメ押しの3点目

 バルセロナは現地時間27日、国王杯(コパ・デル・レイ)準決勝第2戦でレアル・マドリードと対戦。伝統の“エル・クラシコ”で3-0と圧勝した。2ゴールを挙げたウルグアイ代表FWルイス・スアレスがPKの場面で見せた“パネンカ”に海外メディアは焦点を当て、レアル主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを“揶揄するもの”と指摘している。

 6日に行われたホームでの第1戦を1-1と引き分けたバルセロナは、アウェーで迎えた一戦で序盤からレアルに攻め込まれる展開が続く。前半をスコアレスでしのいだなか、後半5分に左サイドを駆け上がったフランス代表MFウスマン・デンベレのクロスをスアレスが合わせて先制点を奪取。後半24分には右サイドのデンベレからのクロスに対し、相手守備陣の裏に抜け出したスアレスがフランス代表DFラファエル・ヴァランのオウンゴールを誘発し、追加点を演出した。

 そして、2-0で迎えた後半28分、カウンターで攻め込んだスアレスがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。自らキッカーを務めると、相手GKの意表を突くチップキックを見せて決定的な3点目を奪い、敵地サンチャゴ・ベルナベウで快勝して決勝進出を果たした。

 チップキックでボールをふわりと浮かせ、ゆったりとした軌道のループシュートでネットを揺らしたスアレスのPKに対し、英紙「デイリー・スター」は「スアレスは“パネンカ”でラモスを揶揄した」と見出しを打って特集。今季PKキッカーを務めているレアルのDFラモスが“パネンカ”を得意としていることから、宿敵の主将を煽るために敢えて選択したシュートだったのではないかと主張している。

「スアレスはPKの際に大胆不敵な“パネンカ”を堂々と盗んだ」

 記事では、スアレスのコメントも紹介しており、「メッシがPKを譲ってくれた時点で、蹴る前から“パネンカ”でいこうと決めていた」と、PKの場面を振り返ったという。

 バルサは3月2日のリーグ第26節でも敵地でレアルと対戦予定。宿敵の心をへし折る圧勝劇は、次節の再戦に向けてアドバンテージになるかもしれない。

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