日本の新守護神GK西川は「常に想定内」 事前情報、宿舎環境も万全期す

J1年間完封記録保持者の原動力

 ハリルジャパンの正守護神に名乗りを上げている男が、シリア戦のシャットアウトを誓った。日本代表GK西川周作(浦和)が、試合前日のトレーニング後に報道陣の取材に応じた。
 日本の真夏に匹敵するほどの気温になるこの時期のオマーンだが、西川はすでに「Jリーグが終わって、もうすぐここの気候だったり情報っていうのは、ネットで見た」と、事前に情報収集して現地入りしたことを明かした。常々、「試合中に何が起こっても想定内と言えるようにしておくことが大事」と、事前準備を大切にする男のスタンスは、代表活動中も変わらない。
 一方で、ホテルの部屋ではネットやテレビなどの情報を寸断し、「耳までリラックスしたい」という理由でイヤホンも持ち込まず、小型スピーカーを持ち込んで音楽を聴いて試合へのリズムをつくるという、オンとオフをハッキリさせるタイプでもある。
 そうした細かい積み重ねが、J1連続完封7試合や、年間完封16試合の記録更新にもつながったのかもしれない。
 今予選で、シリアは3戦全勝で首位。この直接対決は、2勝1分の日本にとって2次予選最大のヤマ場であり大一番となる。西川自身も「ここが、どれだけ予選で一番大事な試合かは、覚悟を持ってここに入ったので非常に良い準備ができたと思う」と、ビッグゲームであることを意識して臨むと意気込みを語った。

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