日本の新守護神GK西川は「常に想定内」 事前情報、宿舎環境も万全期す

「シリア戦は何が何でも完封」

 現状、シリアと日本は共に3戦して無失点を続けている。西川は9月のカンボジア戦とアフガニスタン戦でスタメンフル出場し、相手の攻撃機会が少ない中でも集中力を切らすことなく対応した。しかし、今回対戦するシリアは同時に13得点を挙げる攻撃力を見せているだけに、前の2試合とは違ったゲーム展開になることも予想される。
「何が何でも無失点でチームを勝利に導きたいという強い気持ちがある。しっかりとゴールを守っていきたい」
 2次予選初戦のシンガポール戦でゴールを守っていたのは川島永嗣だった。現在も所属先が決まっておらず、日本代表メンバーからも外れている。だが、バヒド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で個別に言及するなど、その存在は消え去っていない。西川にとって、見えないライバルとして川島の姿も存在する。
 チームの最後方から、大きな声のコーチングでチームを鼓舞する西川は、中東のライバルとの一戦を「想定内」の無失点に抑えることを誓っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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