日本代表歴代3位のゴールマシン 岡崎が説くアジア勢攻略の極意

レスターとは異なる日本代表での役割

 日本代表歴代3位の通算46得点を挙げているFW岡崎慎司(レスター)が、8日のワールドカップ・アジア2次予選のシリア戦に向けてストライカーの極意を語った。日の丸を背負ってゴールを量産する男は、「自分が役割をきっちり果たしたい」と意欲満点で大一番に臨む。
 所属のレスターでは前線から守備に奔走し、その献身的なプレーは地元メディアからも高い評価を受けている。しかし、守備で貢献する一方で、得点は8試合でわずかに1と課題も残る。代表ではゴール量産を続ける男は「決定力とか、決定的な場面で決めるっていうのは個人の問題。ただ、自分たちがその回数をどれだけ増やせるか」と語る。バヒド・ハリルホジッチ監督のもとでは4-2-3-1システムの1トップで起用され、最前線で虎視眈々とゴールのチャンスを窺っている。そこには岡崎流ストライカーの極意があった。
「先に動き出すことが一番大事。自分が主導権を握って動いて、そこに出してもらうことが一番先。相手を見ながら動くのではなく、自分が周りの環境を見て、自分が動きたいところに動く。それができれば、味方に合わせなくても、味方が欲しいところに自分が動き出すことができる。自分主導でまずやること」
 ここまで3連勝中のシリアは、グループE最大のライバルだ。開催地となる中立地オマーンのマスカットは、真夏並みの暑さが襲いかかる。その中で3試合13得点(無失点)と抜群の破壊力を誇るシリアとの決戦を迎えるが、日本が相手だと彼らも引いて守ることも予想される。だが相手の戦い方が変わっても、日本はそうした変化にも動じない対応力を持っていると、岡崎は自信をのぞかせている。

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