かつてのワンダー・ボーイからの推薦状 「今のリバプールにはクロップが適任」

オーウェン氏が後任候補を比較

 イングランドの名門リバプールは、ブレンダン・ロジャース監督を解任し、後任探しに揺れている。だが、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏が、現在の本命と目されている前ボルシア・ドルトムント監督のユルゲン・クロップ氏こそ後任にふさわしいと語っている。英紙「デイリー・スター」が報じている。
 目下のところ、リバプールの後任はクロップ氏と前レアル・マドリード監督のカルロ・アンチェロッティ氏の2人に絞られていると見られている。しかし、リバプールでデビューを果たし、プレミアリーグ118ゴールをマークした“ワンダー・ボーイ”として名をはせたクラブのレジェンドは、アンチェロッティ氏が現状のリバプールに適した存在なのか疑問を投げかけた。
「近年のアンチェロッティ監督の記録を上回る人物など、誰もいないだろう。ユベントス、ACミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリードで数々の成功を収めてきた。だが、その事実がリバプールで成功できるのかという問いに対して疑問を生む。アンチェロッティ監督は、一般的に、すでにトップレベルの選手が集まる完全なチームであり、非常に成功したクラブを指揮していた」
 暗に、リバプールはアンチェロッティ氏が成功を収めてきたビッグクラブに比肩する存在ではないと口にしている。選手のレベルやクラブの体質などを含め、トータルでアンチェロッティ氏が率いて実績を残してきたクラブとは性質が違うというのだ。

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