ユナイテッドOBシュマイケル氏、「モイーズは解任すべきじゃなかった」発言で炎上

現役時代ユナイテッドでプレーしたシュマイケル氏【写真:Getty Images】
現役時代ユナイテッドでプレーしたシュマイケル氏【写真:Getty Images】

マンUファンは「GKとしてはベストだけど、解説者としては完全に間違い」と反論

 元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が衛星放送「ビーイン・スポーツ」に出演。古巣マンチェスター・ユナイテッドが2014年にわずか11カ月でデイビッド・モイーズ元監督を解任したことは「間違いだった」との見解を示した。「ビーイン・スポーツ」公式ツイッターが映像を公開すると、ファンからの反論が殺到している。

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 シュマイケル氏は現役時代、1991年から長年にわたりユナイテッドでプレー。身長190センチを超える堂々たる体躯とそれに見合わぬ俊敏なセーブ、そして最終ラインを鼓舞するコーチングでアレックス・ファーガソン監督(当時)から絶大なる信頼を得た。デンマーク代表として1992年に欧州選手権優勝も果たし、「世界ナンバーワンGK」とも呼ばれていた。

 そんなシュマイケル氏が衛星放送「ビーイン・スポーツ」で、ユナイテッドの過ちの一つとして、伝説の名将ファーガソン監督の後任に就いたモイーズ元監督の解任を挙げた。

 モイーズ氏は2013年、ファーガソン監督に指名されて後を継いだのだが、チームはUEFAチャンピオンズリーグ出場圏である4位のアーセナルから15ポイントの大差をつけられてリーグ7位と低迷。就任からわずか11カ月で解任された。シュマイケル氏は「監督として彼はきっと成長できたはずだと思う。そのような人柄と理解力があった」と述べ、こう続けている。

「我々はもっと彼に時間を与え、自分たちの望んでいない結果であっても、望んでいるプレーが多少できていなくても受け入れるべきだった。彼は本当に多く学ぶことがあったのに、それを教えてくれる人は誰もいない。たった1人で、このクラブを回さなければなかった。クラブの未来を考えても、我々は彼を絶対に解任すべきではなかった」

 シュマイケル氏の主張がツイッターで公開されると、コメント欄にはファンからの反対意見が殺到している。

「私の見てきたなかで、シュマイケルはユナイテッド史上最高のキーパーだが、解説者としてはくだらないことを言う」
「モイーズは最初から間違いだった。有言も実行もしなかった」
「シュマイケルは大好きだけど、これについては完全に間違えている。モイーズはユナイテッドの監督になるプレッシャーに対応することができなかった」
「デイビッド・モイーズは自業自得。すべてを間違えていたし、1秒も残るに値しなかった」
「ピーターのことは好きだし、ユナイテッド史上最高のキーパーとしてリスペクトしているけど、これは正しくない」

 今季のユナイテッドも序盤戦は不振で、昨年末にはジョゼ・モウリーニョ監督が退任。それでも現在は、オレ・グンナー・スールシャール暫定監督の下で4位に浮上している。かつてロベルト・ディ・マッテオ氏が暫定監督ながらチェルシーでCLを制したのと同じような結果を出せれば、シュマイケル氏も過去の過ちを振り返らなくて済むはずだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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