日本代表、アジア杯全23選手査定「株を上げた人・下げた人」 台頭と苦悩で明暗は…

MF堂安【写真:田口有史】
MF堂安【写真:田口有史】

最後まで苦悩を滲ませた1人は… 10番MFも好調時に比べ精彩を欠いて貢献できず

■右サイドハーフ
△ 堂安 律(フローニンゲン)
[6試合(531分)・2得点]

△ 伊東純也(柏レイソル→ヘンク)
[5試合(117分)・0得点]

 最後まで苦悩を滲ませた1人が堂安だろう。気迫漲るプレーを随所に見せるも、最後まで空回り感が付きまとった。ボールはキープできるものの、効果的な打開につながらず、ドリブルで相手守備網を切り裂く場面は少ない。能力を十分に発揮できないまま大会を終えている。一方、スピードが売りの伊東は貴重な“切り札候補”となったが、良くも悪くもその域を出なかった。快足を駆使し、いかにインパクトを残すかが今後の課題だ。

■左サイドハーフ
△ 原口元気(ハノーファー)
[7試合(507分)・2得点]

× 乾 貴士(ベティス→アラベス)
[3試合(94分)・0得点]

 今大会を通じてフル稼働した原口は献身性が光り、攻守両面でハードワークを続けた。もっとも、その点は以前から評価されている点で今大会に始まったことではない。イラン戦の終盤に1ゴールを叩き込んだが、全般的に攻撃時の迫力を欠いた。長友との連係で崩し切る場面も少なく、左サイドが十分に機能したとは言い難いのが実情だ。今大会10番を背負ってウズベキスタン戦で先発した乾だが、好調時に比べるとパフォーマンスは精彩を欠き、その後も短い出場時間で貢献できないまま大会を終えた。

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