長友佑都、勝敗分けた“一斉抗議”に独自見解 「むしろイラン選手がハイエナのように…」
イラン戦で相手選手が抗議した場面を振り返った長友、決勝のポイントも「ハイエナ戦法」
森保一監督率いる日本代表は28日のアジアカップ準決勝でイランに3-0と勝利し、2月1日の決勝でカタールと激突する。DF長友佑都(ガラタサライ)はイラン戦で相手選手が猛抗議したシーンを振り返り、「イランの選手がハイエナのように審判に突っかかっていた」と表現している。
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長友はアジアカップ優勝の鍵として「ハイエナ戦法です」と持論を展開。長友が命名したもので、イラン戦でも同様のスタイルで相手を苦しめた。
「ハイエナのようにこぼれ球もみんなで狙っていく。おこぼれをどんどん拾いに行く。イランの選手も本当に嫌がっていた。こいつらまだ走るのか、と。抜いたとしてもまた追いかけてくる。こういうサッカーをすれば間違いなく勝てる」
イラン戦でも“ハイエナ戦法”の質が勝敗を分けたと指摘。イランの選手たちが主審に一斉抗議した場面を挙げている。
「むしろイランの選手がハイエナのように審判に突っかかっていた。これもチャンスだと思って、良い形で(南野)拓実がハイエナのようにボールに食らいついて、ボールも吸い込まれるように大迫の頭にドンピシャで合った」
後半11分、FW大迫勇也(ブレーメン)のパスからMF南野拓実(ザルツブルク)が突破を図り、ペナルティーエリアに侵入しようとした際に相手との接触で倒れた。この瞬間、イランの5選手はホイッスルが鳴っていないにもかかわらず、南野が倒れたのはエリア外と主張。プレーを続行せずに主審に詰め寄った。ところが笛は吹かれておらず、すぐさま立ち上がった南野がこぼれ球を拾ってクロス。最後は大迫が頭で合わせて日本がゴールを奪った。
結果的にこの先制ゴールから流れが日本に傾き、最終的に3-0と完勝している。6試合を戦い疲労は蓄積しているが、チームの雰囲気は極めて良好だ。
「みんな気力で戦ってますよ。それが出せるのは、チームの雰囲気が良いということ」
イラン戦で負傷したMF遠藤航(シント=トロイデン)は欠場濃厚だが、森保ジャパンは一丸となって43年ぶりの“全勝優勝”を狙う。