南野は「本田や香川の呪縛から脱却する新しい血」 開催国UAE紙が“新エース”に推奨
イランとの大一番で全得点に絡む大活躍「南野はこの日のヒーローだ」
日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、28日のアジアカップ準決勝イラン戦(3-0)で全3ゴールに絡む活躍を見せ、2大会ぶりの決勝進出に大きく貢献した。開催国UAEの地元紙は、南野を「聖人であり罪人」と独特の表現を用い、強豪対決の明暗を分ける存在と指摘している。
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今大会、準決勝まで無失点と圧倒的な強さで勝ち上がってきたイランの脅威となったのが南野だった。0-0で迎えた後半11分、ドリブル突破を狙った南野はマーカーと接触して転倒。イランの選手たちは主審にダイブをアピールして足を止めるなか、南野はすぐさま立ち上がって転がったボールを拾い、コーナー付近から中央へクロスを供給すると、FW大迫勇也(ブレーメン)がヘディング弾を叩き込んで、先制点を奪った。
さらに後半22分、南野がペナルティーエリア内左から上げたクロスがスライディングしてきた相手DFの腕に当たり、PKを獲得。キッカーを務めた大迫が冷静に決めて追加点を奪うと、同アディショナルタイムにはアタッキングサードでパス交換したMF原口元気(ハノーファー)がチーム3点目を挙げ、南野は全ゴールに絡む活躍を見せた。
UAE紙「Sport360°」は「聖人であり罪人。しかし、南野はこの日のヒーローだ」と見出しを打ち、そのパフォーマンスを称えている。