「日本が“勝者”になった」 アジア最上位イラン撃破の“下剋上”に韓国誌も脱帽
相手の堅守を破って3-0で勝利「日本は多くの予想を覆し、強者イランを打ち負かした」
森保一監督率いる日本代表は、28日のアジアカップ準決勝でイランを3-0で破り、2大会ぶりの決勝進出を果たした。FIFAランキング上は29位とアジア最上位のイランに対し、50位(アジア3位)の日本が“下剋上”を果たした格好だが、韓国メディアも「日本が“勝者”になった」と伝えている。
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イランは日本戦まで、2012年11月14日のブラジル・ワールドカップ最終予選ウズベキスタン戦を最後に、対アジア勢の公式戦は約6年間、39試合負けなし。今大会も準決勝までの5試合で12得点無失点と圧倒的な強さを見せてきた。一方の日本は、グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(3-2)から5試合連続で1点差勝利。ある意味で勝ち上がりは対照的なチーム同士の対戦となった。
“事実上の決勝戦”とも謳われた一戦は、日本が0-0で迎えた後半11分、MF南野拓実(ザルツブルク)のクロスをFW大迫勇也(ブレーメン)が頭で押し込んで先制。同22分には南野が相手のハンドを誘発して得たPKを大迫が決め、リードを2点に広げた。反撃を試みるイランが猛攻を仕掛けるなか、日本は後半アディショナルタイムにMF原口元気(ハノーファー)がダメ押しのゴールを奪い、3-0で勝利した。
今大会無失点だったアジア最上位のイランを打ち破り、2011年大会以来の優勝まであと一つに迫った森保ジャパン。韓国サッカー専門誌「ベストイレブン」は「日本が“勝者”になった」と伝えている。
「『強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ』。この格言を思い出される夜だった。日本は多くの予想を覆し、強者イランを打ち負かして、勝つことで“勝者”となった。日本は最も有力な優勝候補を破って決勝進出に成功した」
記事では、“皇帝”こと元ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアーの名言を引き合いに出し、日本が勝負強さを発揮してアジア最上位のイランを破ったことを伝えている。韓国は25日の8強カタール戦(0-1)で敗れて優勝の夢が潰えているだけに、韓国メディアも勝ち続ける日本の姿に強さを感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)