チェルシー移籍のイグアイン、恩師サッリとの再タッグに意欲 「当時のレベルに戻りたい」
期限付き移籍が決定、セリエA年間最多ゴール記録保持者が初のプレミア挑戦
チェルシーは23日、ユベントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを今季終了までの期限付き移籍で獲得したと発表した。今シーズン、イグアインはユベントスからACミランへ期限付き移籍し、15試合6ゴールを記録していた。これまでアルゼンチン、スペイン、イタリアでプレーしてきた経験豊富なストライカーは、チェルシー公式サイトで移籍後最初のインタビューを行い、「このリーグでのプレーが夢だった」と明かしている。
ようやく、マウリツィオ・サッリ監督が待望していたストライカーが、2シーズンぶりのプレミアリーグ優勝を目指すチェルシーに加入した。2015-16シーズン当時、サッリ監督の率いるナポリの最前線で36ゴールを挙げ、セリエA年間最多得点記録を塗り替えたイグアインが、半年間のレンタルでブルーズに加わったのだ。
このシーズンを「最高のシーズンだった」と振り返るイグアインは、再びサッリ監督と仕事ができることに喜びを隠さない。「マウリツィオは自分の力を最大限、発揮させてくれた監督だ。あの(2015-16シーズン)当時のレベルに戻りたい。あのシーズンは得点王の記録を更新できて、僕にとっても、マウリツィオにとってもファンタスティックな1年だった。短い時間でも彼とともに過ごすことができた。こうしてチェルシーという歴史のあるクラブで、マウリツィオと再会できて嬉しい。最高のチームメートもいるし、シーズン後半戦に向けて準備は整ったね」と、新天地での活躍を誓った。
スペインやイタリアでも活躍してきたイグアインだが、プレミアリーグは初挑戦。「長い間、イングランドでプレーしたいと思っていたけど、これまでは機会がなかった。プレミアリーグでのプレーを夢見る子供たちと同じように、僕にとってもこのリーグでプレーすることは夢だった。ここでも、プライドを持ってプレーしたい」と、意気込みを語っている。
2018-19シーズンのプレミアリーグではリバプールが首位を快走しており、4位のチェルシーは勝ち点差16と大きく水をあけられている。逆転でのリーグ優勝は、かなり厳しい状況だが、イグアインは「サッカーはいつだって、トロフィー獲得という目標がある。それは、ここでも同じはずだ。楽しみだし、チェルシーでタイトルを勝ち取りたい」と、新天地でのトロフィー獲得を目標に据えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)