“元Jリーガー”キム・ジンス、値千金の決勝ヘッド弾に母国称賛 「不運の紐を切り離した」

韓国代表DFキム・ジンス【写真:ⒸAFC】
韓国代表DFキム・ジンス【写真:ⒸAFC】

延長前半6分に途中出場すると、同アディショナルタイムに勝利を呼び込む決勝ゴール

 韓国代表は、22日に行われたアジアカップ16強で、120分の死闘の末にバーレーンを2-1で下し、ベスト8に駒を進めた。後半に同点に追いつかれ、延長戦に持ち込まれる苦しい展開のなか、チームを救ったのが途中出場のDFキム・ジンスだった。2012年から3シーズン、日本のアルビレックス新潟でプレーした後、大舞台直前で何度も怪我に見舞われてきた男の決勝弾に、韓国メディアは「不運の紐を切り離した」と伝えている。

 C組1位・韓国とA組3位・バーレーンの一戦は序盤、バーレーンが攻め込み、韓国ゴールに襲いかかった。それでも、韓国は徐々に盛り返し、前半43分にエースのFWソン・フンミンが右サイドに展開すると、DFイ・ヨンがダイレクトでグラウンダーのクロスを供給。J1ガンバ大阪でプレーするFWファン・ウィジョがつぶれ、ゴール前にこぼれたところをFWファン・ヒチャンが冷静に右足で流し込み、今大会初ゴールで先制点を奪った。

 しかし、後半32分にゴール前のこぼれ球をバーレーンFWモハメド・アルロマイヒに押し込まれて同点に追いつかれ、試合はそのまま延長戦に突入。4人目の交代枠として延長前半6分にピッチに入ったキム・ジンスは同アディショナルタイムに大仕事をやってのける。

 DFイ・ヨンの右サイドからのクロスに飛び込んでダイビングヘッド。値千金の決勝ゴールで勝ち越しに成功すると、そのまま逃げ切った韓国が2-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。

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