ある程度予想も…想定以上　長友も思わず吐露「もうちょっとポゼッションできれば」

　もっとも、日本の選手たちは動揺せず、冷静に対応した。アシストした柴崎も「ある程度、（ボールを）握られる展開は予想していた」と明かしている。長友もチーム全体で意思統一ができていたと口にした。

「僕らとしては、握らせているという状況でメンタル的に崩れなかった。最終的な部分の怖さがなかったので、そこを集中してケアできれば問題ないと話し合っていた」

　事前のスカウティングにより、ボール支配率で相手が上回る戦況は織り込み済みだったが、ボール支配率の差はさすがに想定以上だったようだ。長友は思わず「もうちょっとポゼッションできれば良かったんですけどね」という思いを吐露している。

　それでも勝者は日本だ。「ポゼッションでサッカーをするわけではない。勝ったチームが強い、それだけです」と長友は言い切っている。森保一監督も「選手たちが粘り強く、タフに戦って、無失点に抑えて勝つことができた」と称賛。苦戦を強いられながらも、日本はまた一つ、優勝への階段を上がった。

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