レアル主将ラモス、話題の「ヘディング」発言をSNSで釈明 「二つの意味があるんだ」
カゼミーロの“ミドル”を“ヘディング”と発言し、コメントについて辞書を持ち出す
レアル・マドリードの主将を務めるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、現地時間19日のリーガ・エスパニョーラ第20節セビージャ戦(2-0)で、ブラジル代表MFカゼミーロが決めたペナルティーエリア外からのミドルシュートを“ヘディング”でのゴールだと勘違いしていたと話題になっている。この一件について、ラモスがSNSを通じて自ら釈明を行なった。
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本拠地サンチャゴ・ベルナベウにセビージャを迎えて行われた一戦。カゼミーロとクロアチア代表MFルカ・モドリッチがゴールを決め、レアルは3位と4位の上位直接対決を制した。
その試合後に話題となっているのは、後半33分に生まれたカゼミーロの先制ミドル弾に関するラモスの発言だ。実際にはゴールまで約25メートルという距離から右足で打たれたシュートだったのだが、試合後のインタビューでラモスは「これほどのヘディング(testarazo)はしばらく見ていなかった」と、カゼミーロのシュートをヘディングでのゴールだったというようにコメントしていた。
ハイライト映像でもカゼミーロがシュートを打つ瞬間に、その方向へ目を向けている背番号4がはっきりと映り込んでいて、ラモスが勘違いしたとは考えにくい。どうやら使った単語の意味で異なる解釈をしていたようだ。ラモスが使った「testarazo」というスペイン語の単語は、一般的に「ヘディング」の意味で使われることが多い。だが、ラモスはこれを「(シュートを)打つ」という意味合いで使ったのだという。
ラモスは公式ツイッターで、最も権威のあるスペイン語辞書を発行するスペイン王立アカデミー(RAE)の用語解説を引用して投稿。「testarazoには二つの意味があるんだ」とツイートして、ヘディングという意味で使用した単語ではなかったことを釈明した。続けて「RAEが認めてくれるなら、今後も使い続けるよ」と、暗にシュートを打つという広義にしようと試みていた。