不完全燃焼のMF乾貴士、取材エリア素通り 長友佑都が心情理解「彼は守備よりも…」
ウズベキスタン戦で乾が今大会初出場 奮闘も本領発揮ならず…長友が心情を汲み取る
日本代表は17日のアジアカップ・グループリーグ第3戦ウズベキスタン戦で2-1と逆転勝利を収めた。3連勝でグループ1位通過を決め、21日の決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアと対戦する。ウズベキスタン戦で今大会初出場のMF乾貴士(ベティス)は試合後に記者取材エリア(ミックスゾーン)を素通りしたが、DF長友佑都(ガラタサライ)はその心情を汲み取っている。
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第1戦トルクメニスタン戦(3-2)、第2戦オマーン戦(1-0)で連勝した日本は決勝トーナメント進出を確定させ、グループ突破の順位を懸けてウズベキスタン戦に臨んだ。第2戦から10人を入れ替えたなか、左サイドハーフで起用されたのが今大会10番を背負う乾だ。
大会直前の5日に負傷したMF中島翔哉(ポルティモネンセ)に代わって追加招集を受け、10番をそのまま引き継いだ。昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で2ゴールと活躍した乾だが、現体制では初招集。第2戦まではベンチスタートで出番が訪れなかったなか、ようやく出場機会を得た。
ひとたびボールを持てば相手ゴールに向かう鋭いドリブルで脅威を与え、守備ではスライディングタックルなど体を張って対応。長友も「めちゃくちゃ守備で走っていた」と驚いたほどだ。しかし、要所で周囲との呼吸が今ひとつ合わず、パスもわずかに乱れるなど本領を発揮したとは言い難い。