嫌よ嫌よも好きのうち ユベントスがイタリアで最も愛され、嫌われるクラブに

強すぎる王者

 セリエAの名門ユベントスが、イタリア国内で最も愛され、そして同時に最も嫌われているクラブであることが分かった。「the Osservatorio Capitale Sociale」の調査によって明らかになった。
 セリエAで最も好きなクラブとして票を集めたのは、リーグ制覇31回、UEFAチャンピオンズリーグ(前身のチャンピオンズカップ時代含む)でも2度の優勝を誇る名門ユベントスだった。全体の35%から支持され、前年の31%から4%アップさせている。2位は日本代表DF長友佑都が所属するインテルで17%。3位は本田圭佑所属のミランで14%と続くが、ミラノの両雄は前年の調査からインテルが1%、ミランが3%ずつ落としている。
 以下、4位ナポリ(10%)、5位ローマ(7%)、6位ラツィオ(3%)7位フィオレンティーナ(2%)、そしてその他のクラブ(12%)と続いている。
 反対に嫌いなクラブとしてもトップに立ったのは“イタリアの貴婦人”という愛称を持 つユベントスだった。全体の43%が最も嫌いなクラブとして票を投じており、2位インテルの24%に大差をつけている。前年の調査では半数以上となる52%の票を集めていたため、減少傾向にあるようだが、それでも“アンチ・ユベントス”の人数は相当なもののようだ。
 好きなクラブ同様、嫌いなクラブでもミランが3位(11%)に入った。それ以下は、4位ローマ(10%)、5位ナポリ(6%)、そして、その他(6%)となっている。
 リーグ4連覇中のユベントスだが、今季はここまで開幕2連敗と開幕でつまずき、ここまで1勝2分2敗で13位に沈んでいる。その一方では、インテルが開幕5連勝で首位に立っている。イタリアで最も愛され、そして憎まれる王者は、ここから復活を遂げることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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