「やりたいサッカーに固執し過ぎた」 原口が指摘、停滞感を招く要因となった課題は?
前半は「ドン引き」の相手を崩せず 「幅を取った」後半に突破口を見出す
日本代表は9日のアジアカップ初戦でトルクメニスタン相手に3-2で勝利をものにした。スタメン出場したMF原口元気(ハノーファー)は、準備段階から取り組んできた攻撃の手法と実際のピッチ上で効果的だったプレーの違いが、前半の停滞感を生んだと分析している。
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日本は前半、特に攻撃が上手く機能しなかった。原口は「緊張感もあったし、暑さもあったし、いろいろな要因があって難しさは感じた。相手もドン引きしてきたので。上手くいかなかった部分として、やりたいサッカーに固執し過ぎたと思う。中でコンビネーションをしたいあまりに幅がなかったし、サイドバックが高い位置を取れたわけでもない」と、中央に偏りがちな攻撃が一因になったと話している。
一方で、その攻撃は試合が始まってから選手たちが“勝手にやった”わけではなく、準備段階からあったものだということも明かした。DF吉田麻也(サウサンプトン)は「相手の情報も非常に少なかった」と明かしたが、守備システムとの相性の悪いものになってしまったことも輪をかけたのだという。
「前半、サコ君(大迫勇也)に『中にいてくれ』と言われて、そこから裏に走るという感じだったけど、相手も3バックで付きやすそうにしていた。なおさら幅を取ったほうが良かった。ハーフタイムに話して『幅を取ったほうが良い』ということになって。中に入るにしても、幅を取ってから中に入ったほうが良いと。そのほうが上手くいった。ただある程度、狙いを練習でも多くやっていたし、上手くいっていた部分もあったので。それはチームの一つの狙いだし練習もしていることですから」