怪我人続出の日本代表 森保監督が前日会見で本音吐露「もっと時間があればと思っていた」
3選手が負傷離脱のアクシデント、現体制初招集の3人を追加招集で連係に不安
日本代表は9日にアジアカップのグループリーグ初戦トルクメニスタン戦に臨むなか、森保一監督がアール・ナヒヤーン・スタジアムで行われた前日会見に出席し、怪我人が相次いだ状況を受けて「もっと時間があればと思っていた」と本音を吐露している。
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ロシア・ワールドカップ(W杯)後に森保体制下で再スタートを切った日本代表は、初陣のコスタリカ戦(3-0)を皮切りに、パナマ戦(3-0)、ウルグアイ戦(4-3)と3連勝。続くベネズエラ戦は1-1で引き分けるも、大会前最後の公式戦となったキルギス戦は4-0と快勝し、5試合を4勝1分の無敗で駆け抜けアジアカップ初戦を迎える。
12月12日に大会メンバー23人を発表するも、同18日にFW浅野拓磨(ハノーファー)の負傷離脱が決まり、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)の追加招集が決まった。また初戦が近づく1月5日には、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)とMF守田英正(川崎フロンターレ)も負傷離脱し、MF乾貴士(ベティス)とDF塩谷司(アル・アイン)が追加招集されるなど、大会前から思わぬアクシデントに見舞われた。
追加招集組などを含めて、全23人が揃っての初練習は6日と遅く、指揮官はこうした状況を受けて胸中を明かしている。
「国内キャンプからアジアカップに向けて準備してきましたけど、怪我人などのアクシデントもあった。もっと時間があればと思っていた」
武藤、乾、塩谷は現体制初招集とあって連係面に不安を抱えているが、「若い、経験の浅い選手たちに経験してもらって、日本サッカー全体のレベルアップをしていかないといけない。彼らがこの大会を通して成長すれば、日本サッカー界全体のレベルアップになる」と期待を込めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)