指揮官絶賛 　後半3分の交代後、右サイド破られて2失点

　シニシャ・ミハイロビッチ監督はこの18歳の若者のプレーを称賛しつつ、後半3分という早い段階で交代させたのは戦術的な理由であるとしている。

「カラブリアは素晴らしいゲームをした。交代は全体が前掛かりになってしまっていたからだ。センターバックのサパタとロマニョーリの2人を残し、攻撃に出ていく状態になっていた。それに、彼はイエローカードをもらっていた」

　しかしながら、その交代をしてから10分間の間にカラブリアのいた右サイドを崩される形でミランは2失点。前半に3-0とリードして楽勝ムードが漂っていた試合は、一気に緊張感の溢れるものになった。結果論になるが、この交代がミハイロビッチ監督の誤算を生んだことによって、カラブリアの価値もまた証明される結果になった。