「東福岡に勝ちたくて…」 選手権の悔し涙から1年、尚志が2発快勝でリベンジ

先制点の坂下も笑顔「自分のゴールでリベンジできてすごく嬉しい」

 そんな姿勢を貫いたご褒美が同35分に届いた。途中出場のFW伊藤綾汰が右から入れたボールを相手DFがクリア。こぼれ球を拾った高橋の弾丸シュートが左ポストに当たってゴールインした。

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 0-3で完敗した前回大会に先発し、この日も先発に名を連ねたのは4人。途中出場したのが3人と実に7人が昨季の苦い試合を経験していたのだから、雪辱に燃える思いは強かった。

 決勝点となる先制ゴールをものにした坂下もその一人で、「組み合わせが決まった時、2回戦で対戦できるかもしれないと思い気合が入った。自分のゴールでリベンジできてすごく嬉しい」と破顔一笑。前線で動き回り、フォアチェックなど守備でも貢献した二瓶もまた、1年前に先発して悔し涙を落とした3年生である。「この1年、打倒・東福岡という目標があり、同じブロックに入ったことで自分の気持ちはさらに高まりました。よく頑張れたと思う」と自賛した。

 昨季プリンスリーグ東北を制し、プレミアリーグ参入戦では横浜F・マリノスユースに勝って、今季は高校年代のトップリーグで戦う。仲村監督は「参入戦からずっと決勝戦のような試合が続くなか、9人になっても他人の分まで頑張れるチームに成長しました」と選手を褒めた。第90回大会(2011年度)で達成した最高成績のベスト4を超えられそうな勢いが加速してきた。

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(河野 正 / Tadashi Kawano)

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河野 正

1960年生まれ、埼玉県出身。埼玉新聞運動部で日本リーグの三菱時代から浦和レッズを担当。2007年にフリーランスとなり、主に埼玉県内のサッカーを中心に取材。主な著書に『浦和レッズ赤き激闘の記憶』(河出書房新社)『山田暢久火の玉ボーイ』(ベースボール・マガジン社)『浦和レッズ不滅の名語録』(朝日新聞出版)などがある。

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