日本人FWに何が足りない? 世界を知る長友佑都の金言「そういう部分も変えないと」
30日に国内合宿を終えた日本代表、長友が日本人FWに不足しているものについて言及
1月にアジアカップを控える日本代表は30日に国内合宿を終えたなか、取材に応じたDF長友佑都(ガラタサライ)が“日本人FWに足りないもの”について語った。日本代表で歴代6位の110試合に出場し、長年海外リーグで戦い続ける男はある意識について強調している。
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30日に流通経済大とのトレーニングマッチを行った日本代表は、2-0と勝利して合宿を打ち上げた。合宿にはトレーニングパートナーとしてDFの菅原由勢(名古屋グランパスU-18)と小林友希(ヴィッセル神戸U-18)、MFの三苫薫(筑波大)と伊藤洋輝(ジュビロ磐田)、FWの旗手怜央(順天堂大)と上田綺世(法政大)の6選手が参加。試合でも代表戦士に交じって溌剌としたプレーを披露した。
そんな若手6人に対して、長友は「日本の未来を背負っている。彼らが貪欲にA代表に入っても、俺が中心ぐらいの気持ちで、ギラギラしたやつが出てきてほしい」とエールを送っている。
その一方で、日本人FWに不足しているものについて言及。「ゴールの意識があるから、動き出しを含めてすべてが変わってくる。今日一つの動き出しをレオ(旗手)にも話していたんだけど、日本のFWはゴールに向かうところがちょっと足りない」と指摘した。
「ゴールに向かう怖さのある選手が増えないと日本サッカーも変わっていかないと思っている。そういうところも意識の部分で変えていかないと」
特大のポテンシャルを秘めた若手たちにアドバイスをしたという長友。「年を重ねるごとに、どんどん熱くなって困ってるんですよ。情熱だけがどんどんレベルが上がっている」と冗談交じりにもらしたが、世界を知る男の言葉は日本サッカー界にとって金言と言っても過言ではないだろう。
9日にグループリーグ初戦トルクメニスタンを迎える日本。2011年大会以来の優勝を目指すなか、“ゴールの意識”をどれだけ強く持ち、プレーとして表現できるかも王座奪還のポイントになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)