進化の秘密は「軸足50度」 バルサFWメッシ、“FK職人”変貌のポイントを現地紙が分析

「ボールを撫でるようにフィニッシュ」し、力みなくコンパクトなターンでシュート

 このメッシのゴール数増加には、複数の理由があると記事では指摘。まずは「バニシングスプレー」だ。FKの位置から9.15メートル離れた位置に壁を作らせるためのスプレーは今やお馴染みのものとなったが、以前のような守備側の“マリーシア”が効きづらくなったため、メッシのキック精度がより冴えるようになったと見ている。

【PR】ABEMAでプレミアリーグ生中継!三笘所属ブライトンや遠藤所属リヴァプールなど厳選試合を無料生中継!

 無論、メッシ自身の変化も見逃せない。その一番のポイントは利き足の左ではなく、軸足となる「右」だ。同紙はこのように説明している。

「軸足の角度が50度になっている。これは蹴り上げる足よりも重要だ。当初のメッシのFKは、身体全体のバランスをスパイクの外側に乗るような形で、シュートのコントロール、そして安定感を失っていた。しかし今はボールを蹴る直前、スパイクで地面をほぼ全体をつかんでいる状態になっている」

 これまでのメッシのFKのインパクトの瞬間を見ると、確かに若き日のメッシは軸足の角度が大きく、身体全体が「く」の字に近い。それを「肩と胸を含めた身体の姿勢自体を変えて、ボールを撫でるようにフィニッシュしている」と、力みなくコンパクトなターンでシュートを放てているのだ。

 30歳を超えても技術を磨き続けるメッシ。直接FKという視点でもさらなる進化を魅せるあたりは、さすがの世界ナンバーワンプレーヤーといったところだ。

[ftp_del]
>>【PR】UEFAチャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグの「大会情報・日程・視聴方法」をチェック!
[/ftp_del]

(FOOTBALL ZONE編集部)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング