内田篤人、クラブW杯逆転勝利の舞台裏を激白 因縁のレアル戦へ「リベンジのチャンス」

ドリブルで存在感を放った安部(左)を称賛【写真:Getty Images】
ドリブルで存在感を放った安部(左)を称賛【写真:Getty Images】

ドリブルで存在感を放った安部を称賛 「Jリーグよりも彼のドリブルは生きる気がする」

 そうした状況で内田は自分が攻撃の起点になるより、他の選手たちが高い位置でボールを持って起点になるためのポジショニングを意識した。

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「後半は(右サイドバックの)俺が結構高い位置を取って、ヤスか聖真が降りてきてもセンターバックやサイドバックが付いていかないので、自分がもらうというよりは自分が上がってそこに入ってきてもらうイメージですかね。前半はもらおうと思ってたけど、上手くいかなかったので、俺が囮になって他の選手に使ってもらおうかなって。縦パス一本なんだけど、やっぱり15メートル、20メートル、ボールのラインがくっと上がるとやっぱり違うので」

 そうした内田のポジショニングも組み立ての部分で奏効したが、左に入った安部がドリブルで一人は剥がして相手を後手に回らせる効果が出たことも確かだ。その安部について国際経験が豊富な内田は語る。

「裕葵はJリーグよりも、突っ込んできてくれるほうが彼のプレースタイルと言うか、ドリブルは生きる気がするね。Jリーグは突っ込んで来ないもんね。抜きにくいというか。こっちは足出してボールを取りにきてくれる。彼みたいに、逆だったり、スピードでキュキュッというスタイルの選手は効くかもしれない。大柄なパワー系のほうが効くかもしれない。後半に入ってきたから元気だったのもあるけど(笑)」

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河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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