EL敗退のミラン、不発のイグアインを伊メディアが酷評 「リーダー性がない」
強豪相手に活躍できないFWに対し、買い取りオプション46.8億円の価値なしと低評価
ACミランは現地時間13日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節でオリンピアコスに1-3で敗れ、欧州の舞台からの敗退が決まった。クラブOBなどからも批判が相次いだが、イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに「リーダー性がない」と厳しい非難の目を向けている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
イグアインは今季、王者ユベントスから買い取りオプション付きの期限付き移籍での加入になった。ユベントスがレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得した影響が大きく、当時の国内最高額でナポリから獲得したストライカーをあっさり手放した。それでも、決してイグアインによって動いている金額は小さくない。
記事では、イグアインについてレンタル料が1800万ユーロ(約23億4000万円)かかり、年俸も900万ユーロ(約11億7000万円)かかっていることを指摘。さらに買い取りオプションを行使すれば、3600万ユーロ(約46億8000万円)が必要になる。
その金額に見合う価値がイグアインにあるのかという点で、「ノー」を突き付けている。それが、イグアインの振る舞いにチームを引っ張るリーダーとしての資質が感じられず、さらに厳しい試合ではゴールをしていないというデータだ。
イグアインはここまでリーグ戦11試合に出場し、5ゴールを決めている。しかし、そのゴールを決めた対戦相手はカリアリ、アタランタ、キエーボ、サンプドリアの4クラブであり、ローマ、ナポリ、インテル、ユベントスといった上位対決ではノーゴール。ELのゲームでも開幕2試合で1点ずつを取ったものの、通過を争ううえで重要なベティス戦で2戦連続の不発に加え、この最終戦のオリンピアコス戦でも「違いを生み出すべきイグアインのパフォーマンスには失望しかない」というプレーでチームを決勝トーナメントに導けなかった。
記事では、今季から経営権を取得している米ファンド「エリオット・マネジメント」について、「このパフォーマンスの選手に大金を支払うほど甘い判断はしないだろう」と見通している。果たしてイグアインは、厳しい評価を覆すプレーを見せることができるだろうか。