イニエスタ、バロンドール受賞のモドリッチ&落選のメッシに言及「僕にとっては彼が最高」
神戸での1年目を終えてスペインに帰国、バロンドールについて自身の考えを明かす
J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、ロシア・ワールドカップ(W杯)後に挑戦を決めたJリーグの舞台で数々のスーパープレーを見せてくれた。シーズンが終わった現在はスペインに帰国し、束の間のオフを楽しんでいる。
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スペイン紙「マルカ」によると、イニエスタは今年レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが受賞したバロンドールについて語り、かつての盟友であるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを巡る議論についても触れている。
イニエスタが出席したのは「Ariel」社のイベント。久々の母国での肉声ということもあって注目を浴びたようだ。古巣であるバルサについては、レギュラーながら練習遅刻など規律違反が目立つフランス代表FWウスマン・デンベレについて「彼はバルサにとって重要な選手だ」と擁護した。
そんなイニエスタが記者陣に問われたテーマが、バロンドールについてだった。現地では11年ぶりにトップ3に選出されなかったメッシについて、“サッカーの王様”ことペレが「マラドーナのほうが優れている」と話し、物議を醸している。それについてイニエスタは「僕は、ペレの発言については言及したくない」と話して、こう続けた。
「彼(メッシ)は歴史上最高の選手だ。頭脳、スキル、左足のシュートはもちろん、右足の精度など、すべての記録を持っている。彼のようなことをやった選手は今まで誰もいないし、毎年期待を上回っているからね。バロンドール5位は望まないものかもしれないけど、僕にとっては彼が最高だよ」
かつての盟友を称えるとともに、エル・クラシコでしのぎを削った中盤のコンダクター、モドリッチについてもこのように評している。
「モドリッチが勝つのは不公平とは言い難いよ。彼は素晴らしいシーズンを送っていたんだからね」
イニエスタらしい温厚さがにじみ出たコメントの数々。その人柄はスペインで今もなお愛されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)