“FK名人”メッシ、完璧な弾道で1試合2ゴール! 今季4発の高精度ぶりに現地紙も驚嘆
エスパニョールとのバルセロナダービーで直接FKから2発、4-0大勝に貢献
もはや名人芸の域だ。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間8日のリーガ・エスパニョーラ第15節、エスパニョールとのバルセロナダービーで2本の直接FKを叩き込み、4-0の大勝に貢献した。そのセットプレー精度には、スペインメディアも驚嘆の声を挙げている。
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同都市のライバルということで意気上がるエスパニョールだったが、メッシはいとも簡単に均衡を打ち破った。前半17分、自らの突破で得たゴール正面約24メートルの直接FKで、キッカーを務める。得意の左足で蹴り上げたボールは強烈なカーブがかかり、ゴール右上隅に。相手GKディエゴ・ロペスも必死に手を伸ばしたが、指先でわずかに触れたことを褒めるべきほどの高精度FKによる今季リーガ10点目で、バルサに先制点をもたらした。
メッシの勢いはとどまらない。前半27分には中央で複数人の相手に囲まれ、倒れながらもボールをキープ。左サイドでフリーになったフランス代表FWウスマン・デンベレにパスを送り、追加点が生まれた。前半終了間際にはウルグアイ代表FWルイス・スアレスの技巧的なシュートで、3-0と試合をほぼ決定づけたなか、とどめを刺したのもまたメッシだった。
スアレスが倒されて得たゴールやや左27メートルの直接FKで、キッカーの位置にはメッシ一人だけ。エスパニョールの壁を越えたボールは、ゴール枠外から強烈なカーブでゴール左隅上を捉え、この日FKから2点目。あまりの一撃によって4点目が生まれ、帰途につくエスパニョールサポーターも多かった。
「マルカ」紙は「だけどメッシなら当然」と、そのFK精度の高さを称賛。また今季の直接FKはUEFAチャンピオンズリーグPSV戦、リーガのアラベス戦に続き4ゴール目になったこと、そしてエスパニョール戦では通算5度目の直接FKでのゴールになったことを伝えている。
メッシは今年のバロンドール投票で5位に終わり、エルネスト・バルベルデ監督がその結果に異議を唱えたことが話題になった。しかし今季の活躍ぶりを見れば、来年の同タイトル受賞の最有力候補となることは疑いようがないだろう。