モドリッチが史上4人目のW杯MVPとバロンドールのW受賞 「簡単なものは何一つない」

バロンドールを初受賞したモドリッチ【写真:AP】
バロンドールを初受賞したモドリッチ【写真:AP】

並外れた努力と苦労でクロアチア人選手としても初受賞「信じられない気持ち」

 2018年度のバロンドールは、レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが初受賞した。FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)による支配を11年ぶりに終わらせた33歳の司令塔は授賞式で、「いまだに信じられない」「これまで達成してきたことに簡単なことは一つもなかった」などと受賞の喜びを語った。

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 最終投票の結果、上位では5位にメッシ、2位にロナウド。そしてロシア・ワールドカップ(W杯)でフランスの優勝に貢献しアトレチコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンとパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペがそれぞれ3位と4位に入った。

 彼らを抑えて初受賞を果たしたのがモドリッチだった。ロシアW杯で準優勝、クラブではレアルのUEFAチャンピオンズリーグ三連覇に貢献したMFは授賞式で「信じられない気持ち。ここにいられることは大きな喜び」と語って笑顔を見せた。受け取ったトロフィーにはキスをして喜びを示す場面もあった。

「バロンドールを受賞し、並外れた選手たちが揃うグループの一員となれたことがいまだに信じられない」

 モドリッチは謙虚なコメントで受賞を振り返った。これまでは周囲を引き立てる黒子役としてチームを支えてきたが、クロアチア代表ではキャプテンとして先頭に立つなど絶大な存在感を誇示。33歳での初受賞を果たした裏には、並外れた努力と苦労があったことも明かしている。

「これまでのキャリアを通じ、困難な時こそハードワークすることや忍耐強さこそが自分の才能を示すための基礎になっていることに気づいた。一言で表すのは難しいけど、『最高のものは決して簡単には手に入らない』ということだろう。これまで僕が成し遂げてきたものに、簡単なものは何一つなかった」

 クロアチア人として初の受賞という快挙を成し遂げたモドリッチ。また、データ分析会社「オプタ」によれば、同年にW杯MVPとバロンドールの同時受賞を果たしたのは1966年のボビー・チャールトン、1974年ヨハン・クライフ、1982年のパオロ・ロッシに続く史上4人目だという。2018年はまさに「モドリッチの年」と呼ぶに相応しい一年となった。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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