11年ぶりJ1昇格王手の東京V、“GK起点”の劇的決勝弾に日本代表FW反応 「すごい試合」

清水エスパルスFW北川【写真:Getty Images】
清水エスパルスFW北川【写真:Getty Images】

セットプレーでGK上福元が放ったヘッドのこぼれ球をD・ヴィエイラが押し込んで決着

 J1参入プレーオフ2回戦が2日に行われ、今季J2リーグ6位の東京ヴェルディが後半アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込み、同3位の横浜FCを破ってJ1・16位のジュビロ磐田との決定戦(12月8日開催)に進出した。セットプレーから東京VのGK上福元直人のヘディングシュートをきっかけに劇的なドラマが生まれたが、清水エスパルスの日本代表FW北川航也はツイッターで「すごい試合」と感嘆の声を上げている。

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 横浜FCが前半29分、左ポストを直撃するFWイバのヘディングシュートでゴールを脅かせば、勝つしかない東京Vも後半16分にゴール正面で得たFKをMF佐藤優平が強烈なシュートで狙ったが、相手GK南雄太の好セーブで得点ならず。試合は一進一退の攻防が続いた。

 スコアが動かず、引き分けでリーグ順位が上位の横浜FCが決定戦進出かと思われた後半アディショナルタイム、ドラマが待っていた。AT6分、東京Vは右CKにGK上福元がニアサイドに飛び込んでヘディングシュート。一度は相手GK南に防がれたが、こぼれ球をFWドウグラス・ヴィエイラが押し込んで決勝ゴールを挙げ、1-0で勝利した。

 劇的な展開に反応したのが、森保ジャパンでA代表デビューを果たした日本代表の北川だ。試合後に自身のツイッターを更新し、試合の感想を綴っている。

「すごい試合。この間は六さん。今回はヴェルディの上福元選手。ゴールキーパー攻守に大活躍。絶対触って決めるんだメンタルがそうさせてるのかな。やっぱりサッカーはメンタル」

 六さんとは、清水で同僚のGK六反勇治。11月24日のリーグ第33節ヴィッセル神戸戦(3-3)では、後半のAT14分にセットプレーから六反がバックステップしながらヘディングシュートを決め、敗戦濃厚だったチームを救った。Jリーグの試合でGKが攻撃でもキーマンとなっていることから、メンタルの重要性に改めて気づかされたようだ。

 東京Vは2008年以来11年ぶりのJ1昇格に王手をかけ、8日に磐田との最終決戦に挑む。

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