【時系列検証】清水vs神戸で乱闘騒動、「後半AT19分間」の真相――何が起きていたのか?

後半AT18分過ぎ…ついに試合終了のホイッスル ポドルスキが主審に不満をぶつける一幕も

■AT18分40秒:清水が左サイドで得た直接FK。兵働が蹴り込んだボールを神戸が跳ね返したところで試合終了。しかしポドルスキが主審に不満をぶつけ、イニエスタやGK前川黛也、チームスタッフらが止めに入らざるを得ない状況となる。また清水DF松原后に言葉をかけられ、ポドルスキが再びヒートアップする場面もあった。

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 接触プレーが意図的か否かはさておき、清水としては河井と立田を負傷退場に追い込まれた挙句、ウェリントンが石毛と六反に対して行なった行為は到底許せなかったものだろう。

 一方の神戸は引き分け以上ならJ1残留確定の状況で、アディショナルタイム4分がいつまでも終わらなかったことに怒りが溜まったと見られる。試合後のフラッシュインタビューで清水のヤン・ヨンソン監督が「レフェリーに対し、相手選手が残念な気持ちを持つのは当然だが、我々は勝ち点を取れたという意味で良かった」と言及したほどだった。

 負傷者の治療のため時間を止めたレフェリングは、妥当なものだったかもしれない。しかし、お互いが熱くなっている状況をゲームコントロールできなかった側面があったのも確かだろう。今季限りでの現役引退を表明している兵働のIAIスタジアム日本平ラストゲームだったが、誰もが予期せぬ展開となってしまった。

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