出場機会減のMFハメス、残留かレアル復帰か バイエルン社長が“時期尚早”を強調

バイエルン・ミュンヘンMFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンMFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】

レアルからバイエルンへ期限付き移籍中のハメス、オプション行使権を持つバイエルン

 コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスはレンタル先のバイエルンに完全移籍するのか、それともレンタル元のレアル・マドリードに復帰するのか。バイエルンの代表取締役社長であるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏はこの件について「急ぐ必要はない」と語り、同選手の去就について語るのは時期尚早との見解を示した。

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 出場機会の減少により、バイエルンで不満を抱いているとされるハメスだが、出ていくにしても留まるにしても、その将来を握っているのはバイエルンだ。同選手は2017年に2年間の期限付き移籍でバイエルンに加入したが、契約には買い取りオプションが付帯。ハメスの去就はバイエルンがオプションを行使するかどうかで決まるとあって、同クラブの動向に注目が集まっている。

 ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は先頃、同クラブがオプションを行使することはないと報道。買い取りに必要な4200万ユーロ(約54億1000万円)を別の新戦力獲得に回すのではないかと述べていた。一方、英紙「デイリー・メール」はバイエルンが一旦ハメスを完全移籍で獲得した後、転売して利益を出す可能性があると伝えていた。

 ドイツ放送局「sport1」によれば、ルンメニゲ氏は現地時間22日にハメスの将来について「2019年6月15日までにオプションを行使できるという契約がある。まだ11月であり、今、この話題について語っても意味がないと思う。しかるべき時期に決断するつもりだが、間もなくというわけではない。オプション行使の期限からしても、急ぐ必要はない」と述べ、年内に動くのではないかとの憶測を否定した。

 練習中に左膝の靭帯を損傷し、戦列から離れているハメスについて、ルンメニゲ氏は「彼が素晴らしい選手であることはクラブの誰もが確信している」と、そのクオリティーを称えつつも、「残念なことに彼は今、故障中だ。戦線離脱は数週間におよぶ見込みで、残念ながら年内の復帰はないと言わざるを得ない。ただ、1月には再び彼のプレーを楽しむことができるだろう」とコメントした。

 昨季は主役として活躍したものの、今季はニコ・コバチ監督の下で定位置が確保できず、不満を溜めているとされるハメス。バイエルンは最終的にどのような判断を下すのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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