元コロンビア代表FW、疑惑の“顔面キックゴール”に海外騒然 「見逃した審判は罪」
フラメンゴのウリベがジャンピングボレーシュートを狙うも、キックは相手の顔面を直撃
ブラジル1部の上位対決で疑惑のゴールが生まれた。セットプレーのこぼれ球に合わせてジャンピングボレーシュートを狙ったなか、足が相手マーカーの顔面を直撃。笛は吹かれずに得点が認められ、海外ファンの間では「盗まれた勝ち点」「見逃した審判は罪」と非難の声が上がっている。
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問題のシーンは、現地時間21日に行われた2位フラメンゴと4位グレミオの一戦で起こった。
0-0で迎えた後半開始直後の2分、ホームのフラメンゴは左コーナーキックを獲得。中央へのボールを身長192センチのブラジル人DFレーヴェルが頭で落とし、元コロンビア代表FWフェルナンド・ウリベが素早く反応する。
浮き球に向かってジャンプし、右足でジャンピングボレーシュートを狙ったなか、コースに入った相手マーカーの顔面を足が直撃。その混戦でこぼれたボールはグレミオゴールに吸い込まれていった。グレミオの選手はすかさずブラウリオ・ダ・シルバ・マチャド主審や副審にファウルをアピールしたが、判定が覆ることはなくフラメンゴが先制。後半45分にも追加点を奪い、2-0で勝利して逆転優勝に望みをつないだ。
コロンビアのスポーツ番組「Deportes RCN」は、「ウリベはVARの主役」との見出しで特集。「グレミオの選手たちは危険なプレーだとVAR検証での判定変更を主張したが、主審はアシスタントの助けを借りてゴールと認定した」と状況を説明している。
また、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」公式ツイッターもウリベの足が、ジャンピングハイキックを決めるかのように相手マーカーの顔面を直撃している決定的瞬間の写真を公開。コメント欄は「これが真実だ」「頭に近いからファウルだ。ルールは明確だろう」「盗まれた勝ち点」「見逃した審判は罪」と反響のコメントが並んだ。
フラメンゴにとっては、残り2試合で勝ち点5差の首位パルメイラスを追ううえで重要な勝利となったが、グレミオからすれば到底受け入れられない判定となった。