バイエルンのブラジル代表ストッパーがヴォルフスブルクに電撃移籍!

バイエルンがDFダンテ移籍のクラブ間合意発表

 バイエルン・ミュンヘンがヴォルフスブルクにブラジル代表DFダンテ放出することでクラブ間合意に達したと発表した。母国で開催された2014年ワールドカップにも出場したセレソンのストッパーは今季モロッコ代表DFメフディ・ベナティア、ドイツ代表DFジェローム・ボアテングらの後塵を拝し、クラブで出場機会を得られていなかった。
  バイエルンの公式サイトによれば、ダンテは今後ヴォルフスブルクでメディカルチェックを受け、その後に3年契約を結ぶ見通しだという。移籍金は公表されていない。
 バイエルンのカールハインツ・ルンメニゲCEOは移籍するダンテへの声明を発表。「ダンテは安定した出場機会を求めていた。我々にダンテの意向を阻止することはできなかった。ダンテに対してはありがとうと言いたい。我々は彼と共に成功を収め、数々のトロフィーを掲げた。彼の将来の健闘を祈る」と放出の理由を説明するとともに、昨季まで3年間に渡り主力選手として活躍したレフティーのセンターバックへ感謝の言葉も続けた。
 ダンテは在籍した3年間その全てでリーグ制覇、2012-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ優勝も含め三冠を達成していた。ボルシアMGで名を挙げ、名門バイエルンで栄光を極めた31歳のダンテは日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターやエバートンなどプレミアのクラブも獲得に乗り出していたと地元メディアはレポートしていた。
 昨季ブンデスリーガ2位でDFBポカール(国内カップ)を制したヴォルフスブルクはリーグ3連覇中のバイエルンの対抗馬の一つとも言えるライバルクラブ。ダンテがバイエルンの連覇を阻む最大の障壁となるかもしれない。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング