南野拓実、“日本最強FW”に並ぶ4戦連発なるか トップ下で「一番こだわる」ことは?

日本代表MF南野拓実【写真:田口有史】
日本代表MF南野拓実【写真:田口有史】

釜本氏以来の新体制初戦から4試合連続弾がかかるも「記録と考えているわけではない」

 森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ベネズエラ戦(大分スポーツ公園総合競技場/19時30分)に挑む。初陣から3試合連続ゴール中のMF南野拓実(ザルツブルク)には、日本代表歴代最多の国際Aマッチ75得点を誇る釜本邦茂氏に並ぶ、新体制初戦からの4試合連続ゴールの記録がかかるが、「気にしないようにしている」とチームの勝利優先である姿勢を示した。

 南野は9月シリーズで約3年ぶりに代表復帰。コスタリカ戦(3-0)、パナマ戦(3-0)、ウルグアイ戦(4-3)と3試合連続でスタメンを飾り、全試合で得点を挙げている。さらに現地時間8日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第4節ローゼンボリ戦(5-2)では前半だけでハットトリック、11日のリーグ第14節オーストリア・ウィーン戦(2-0)でも2試合連続ゴールと最高の形で帰国した。

 森保ジャパンでは4-2-3-1のトップ下で起用され、センターフォワードやサイドハーフとの連係だけでなく、自らフィニッシュに行く、よりストライカーに近いスタイルで存在感を発揮している。ベネズエラ戦では、釜本氏以来となる新体制初戦からの4試合連続ゴールの記録がかかるが、本人は「個人的にはあまり気にしないようにしている」と至って冷静だ。

「何よりチームの勝利が最優先。そのなかで、ゴールでチームに貢献できれば一番です。試合が始まった時、僕は記録、記録と考えているわけではなくて、自分がこの試合で良いプレーを見せられるようにと考えています」

 そのなかで、南野が「一番こだわっている」のが「ゴールかアシストでチームに貢献できること」だ。

「僕の理想は、ゴールかアシストでチームに貢献できる選手でありながら、守備やビルドアップに関われること。間にしっかり顔を出してボールを収める、攻撃につなぐことを意識しています。監督もそれに加えて、攻守の切り替えのスピード、最後のゴールに関わることは求められています」

 MF香川真司(ドルトムント)、MF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)らが君臨してきた日本代表のトップ下で、新たなスタイルを形作っている真っ最中の南野。ベネズエラ戦でもゴールを奪い、アジアカップに向けてアピールできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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