イスコは「居場所を失う」 ソラーリ体制で復調レアル、若手多用でスペイン名手が煽り

レアル・マドリードMFイスコ【写真:Getty Images】
レアル・マドリードMFイスコ【写真:Getty Images】

ソラーリ暫定監督の下で徐々にプレー時間が減り、セルタ戦ではついに出番なし

 レアル・マドリードは現地時間11日のリーガ・エスパニョーラ第12節セルタ戦に4-2で勝利し、サンティアゴ・ソラーリ暫定監督の新体制後、公式戦4連勝を飾った。チーム全体が復調ぶりを見せるなかにあって少々気になるのは、世界屈指のテクニシャンであるスペイン代表MFイスコの立場だ。スペイン紙「マルカ」はここ最近の出番減少について、「居場所を失う」と言及している。

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 レアルはセルタ戦、負傷でブラジル代表DFマルセロを欠いたが、元フランス代表FWカリム・ベンゼマや主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス、そして中盤の主力に成長したスペイン代表MFダニ・セバージョスのゴールなどで快勝した。現状でまだ6位だが、首位の宿敵バルセロナとの勝ち点差は「4」。混戦状況の今季リーガにあって十分に挽回できる位置に戻った。

 本来の攻撃力が戻りつつあるレアルだが、フレン・ロペテギ前監督からソラーリ暫定監督に変わったことで微妙な序列の変化が起きている。一つは最後方の守護神で、ベルギー代表GKティボー・クルトワとコスタリカ代表GKケイラー・ナバスの併用をしていたものの、ここにきてクルトワで一本化しつつある。

 GK以上に意外なのは、チャンスメーカーとして存在感を示すはずだったイスコの不遇ぶりだ。新体制初戦となったスペイン国王杯(4-0)でベンチ外、リーグ第11節バジャドリード戦(2-0)では後半11分からの途中出場だったものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ヴィクトリア・プルゼニ戦(5-0)では後半28分からの出場、セルタ戦ではついに出番なしと出場時間を減らしている。

 ソラーリ暫定監督は18歳のブラジル人FWヴィニシウスやセバージョス、スペイン代表FWルーカス・バスケスら若手にチャンスを与えているだけに、イスコはその煽りを食った形となっている。スペイン代表を務めた頃のロペテギ監督も信頼したプレーメーカーだが、その技術力を1試合でも早く結果につなげなければ、ベンチ生活が続いてしまうかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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