レアルの英雄R・カルロス、同胞の18歳“ネイマール2世”に太鼓判 「完璧なタイプ」
ソラーリ暫定体制で出番をつかみ始めたヴィニシウスを称賛「現代的な選手」
レアル・マドリードはフレン・ロペテギ前監督からサンティアゴ・ソラーリ暫定監督に代わり、公式戦3連勝を飾るなどようやく持ち直した印象がある。そのなかで重要な役割を果たしそうなのが、今季から加入した18歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールだ。“ネイマール2世”とも呼ばれる有望アタッカーに、クラブレジェンドで同胞であるロベルト・カルロス氏も期待を寄せている。
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現在レアルのアンバサダーを務めるロベカルは、スペイン紙「マルカ」の取材に対応。ヴィニシウスは鳴り物入りで白い巨人の一員となり、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス移籍によって空いた最前列に食い込んでくるかと思われたが、ロペテギ体制では起用されず、Bチームでのプレーが続いた。
しかし、ソラーリ暫定監督から登用され、新体制2戦目のリーガ第11節バジャドリード戦(2-0)で途中出場すると、後半38分に得意のドリブル突破から初ゴールとなる決勝点マークし、チームを救っている。
「僕はいつもヨーロッパに来るブラジル人選手が最高の思いをしてくれることを願っているんだよ。ヴィニシウスはとても若くて、すでに多くの経験を携えてフラメンゴから旅立った。彼にとってヴィクトリア・プルゼニ戦でプレーすることは貴重だっただろう。彼はレアル・マドリードと世界のサッカーで幸せな歴史を築いていくだろう」
ロベカルがヴィニシウスについて評価しているのは、単なるアタッカーでとどまっていないところだ。「彼は現代的な選手で、ドリブルができて責任や謙虚さもある。完璧なタイプだよ」と、規律あるプレーのなかで突破力を生かせるところに注目している。
かつて強烈な“左足キャノン”で本拠地サンチャゴ・ベルナベウを沸かせたロベカルから、18歳の超新星に贈られたエール。ヴィニシウスにとっては何よりも心強いものだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)