「ゼルビアの未来に向けて」 町田最古参DFが語る福岡戦勝利と逆転優勝への“意義”

「もしかしたらこういうチャンスはもう二度とないかもしれない。今頑張るしかない」

 2009年に深津が加入した当時、町田はまだJFL所属だった。2013年に町田に復帰した後、J3、J2と一つずつ階段を上り、今季は昇格プレーオフ圏内どころか優勝も狙える位置にいる。J1昇格こそ叶わないが、深津ら選手たちは優勝という大きな目標を見据える。

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「(今季は)J1にはもう上がれない。ただ、僕たちはJ1に上がるというよりも、まずは自分たちの練習場とクラブハウスが懸かっている。もしかしたらこういうチャンスはもう二度とないかもしれない。ゼルビアの未来のために、今頑張るしかないんです」

 町田所属は通算8年目、チーム最古参の34歳は町田への思いを紡ぐ。

「優勝すればゼルビアの名前をもっと知ってもらえる。今年だけでも相当ゼルビアの名前は知ってもらったはず。それだけでも大きな飛躍の年になったと思います。僕らはまだ歴史は浅い。これから一歩ずつみんなで頑張って、将来J1を目指して、世界を目指せるチームになれれば嬉しいです。その明るい未来のために、今が絶対に大事。まだシーズンが終わったわけではないし、切り替えて次の試合(11月11日/愛媛戦)もチャレンジして勝ちたい」

 残り2試合、全員が一丸となって戦った先に、選手、スタッフ、クラブ、そしてサポーターの思いを実現させる次なるステップが見えてくるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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