横浜FMポステコグルー監督、“45分間の攻防”を後悔 「試合に入るのに45分かかった」

横浜F・マリノスのポステコグルー監督【写真:荒川祐史】
横浜F・マリノスのポステコグルー監督【写真:荒川祐史】

湘南の猛プレスに遭って標榜するポゼッションスタイルは前半沈黙

 横浜F・マリノスは27日のルヴァンカップ決勝で、湘南ベルマーレに0-1で敗れた。優勝を逃したアンジェ・ポステコグルー監督は試合後、「試合に入るのに45分かかってしまった」と、前半のプレーを嘆いた。

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 ポステコグルー監督の就任から積み重ねてきたポゼッションスタイルを貫こうとする横浜FMだったが、そこに湘南は前からの猛プレスで襲いかかった。横浜FMの選手たちは面食らってしまったのか、決勝戦の緊張感と相まってか、ボールコントロールが落ち着かずに次々とピンチを招いた。そして前半36分には先制点を許してハーフタイムへ。後半こそポゼッションを回復して攻撃したが、最後までゴールが遠かった。

 その試合展開にポステコグルー監督は「特に前半、湘南が良かったと思う。後半は自分たちのサッカーをして良い形が作れたが、残念だった。前半は湘南の良さを出させてしまった。ボール際の戦いになるゲームは、湘南のゲームだと思う。我々が試合に入るのに45分かかってしまったのは事実だ」と話した。

 後半は確かにポゼッションを回復して攻撃の回数を増やした。残り15分ほどでは、9月末の左肘骨折からギリギリのリハビリを積み重ねてきた今大会8得点のFW伊藤翔もピッチに送り込み、ゴール前の圧力を高めた。指揮官も「ペナルティーエリアに入り込んでインパクトは残せたと思う」と話したように、攻撃のギアを上げる効果はあった。

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