日本代表に敗れたウルグアイは“本気”だったのか? 確かに“100%”ではなかったが…

W杯ほどの本気度はなかったかもしれないが、気迫剥き出しな姿を見せてくれた【写真:Getty Images】
W杯ほどの本気度はなかったかもしれないが、気迫剥き出しな姿を見せてくれた【写真:Getty Images】

終盤にボールを手渡し、終了直後に猛抗議 気迫剥き出しウルグアイ代表に何を思う?

 MF堂安律(フローニンゲン)の代表初ゴール、南野のこの日2ゴール目で日本が突き放した一方、ウルグアイも1点を返して緊迫の展開が続く。試合終盤、日本のスローインになると、ウルグアイの選手がボールを直接手渡すなどプレーを急かす場面も散見した。

 最終的に4-3と日本が勝利し、試合終了の笛が鳴った直後、審判団の判定に不満を抱えていたウルグアイの選手たちは烈火のごとく猛抗議を見せている。隠しきれない歯がゆさを醸し出したまま、ピッチから素早く去った。

 そうした一連のプレーや行為を踏まえると、ウルグアイは真剣そのものだったと言って過言ではないだろう。もちろん、1試合に全てを注ぎ込むようなロシア・ワールドカップ(W杯)ほどの本気度ではなかったかもしれない。だが、その事情は日本も同じだ。国際親善試合という枠組みのなかで、両国は真正面から情熱をぶつけ合った。

 ウルグアイ代表はスアレスやヒメネスが不在で、日本戦直前に負傷者も出るなど“100%の状態”ではなかったのは確かだ。それでも気迫剥き出しな姿を見せ、勝利を追い求めていた。そんな対戦国に対して、多くの人はリスペクトの念を抱く一戦となったのではないだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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