「ドイツはエジルを必要としている」 名将ベンゲル、“愛弟子”エジルの代表復帰願う

ベンゲル氏(左)が、エジル(右)の代表復帰を願うコメントを発した【写真:Getty Images】
ベンゲル氏(左)が、エジル(右)の代表復帰を願うコメントを発した【写真:Getty Images】

アーセナル時代の教え子を擁護 「W杯でも最悪というわけではなかった」

 アーセナルで長年指揮を執ったアーセン・ベンゲル氏が、同クラブに所属するMFメスト・エジルについて、ドイツ代表復帰を願うコメントを発した。それがエジルにとっても、ドイツにとっても、アーセナルにとっても良いことだというのが同氏の見解だ。

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 ロシア・ワールドカップ(W杯)を前に、いわゆる“エルドアン騒動”で批判的な視線を向けられたエジルは、その後ドイツのW杯敗退で“戦犯”扱いをされ、自身の公式ツイッターで声明を発表。ドイツサッカー連盟(DFB)のラインハルト・グリンデル会長を名指ししてDFBからサポートを得られなかったことを告白し、「人種差別され、見下されているという感情を抱いたまま」代表でプレーすることは、もうないと代表引退を表明した。

 エジルが抜けた後、ドイツは公式戦3試合を戦っていまだ勝利がなく、10月のUEFAネーションズリーグではオランダに0-3で敗れたのち、フランスにも1-2で敗戦。Bリーグ降格の危機に立たされている。

 こうしたなか、ベンゲル氏はドイツ誌「シュポルト・ビルト」のインタビューで、「ドイツはエジルを必要としていると信じている。(監督のヨアヒム・)レーブが彼に戻るよう説得することを願う。エジルは最高の選手であり、W杯でも最悪というわけではなかった」と愛弟子を擁護した。

 さらにベンゲル氏は、「彼が代表を離れたことは(エジル本人にとっても)良いことではないと思う。W杯や欧州選手権への準備が必要ないと思うと、モチベーションが多少消えてしまうものだ。彼にはできるだけ良い状態であってほしい。国際レベルでプレーしないと、失われてしまうものがいくらかある」ともコメント。エジルが良いコンディションをキープするには、代表での活動が必要であり、それがクラブや本人のためになるとの見解を示していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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