青山敏弘が明かす森保ジャパンの「トップ下像」 主将は“9.5番”南野に太鼓判

(左から)MF南野、MF青山【写真:田口有史】
(左から)MF南野、MF青山【写真:田口有史】

新体制2試合目のパナマ戦では“トップ下・南野”が存在感 今後のポジション争いは…

 森保一監督率いる日本代表は12日、キリンチャレンジカップ・パナマ戦に臨み、3-0と快勝を飾った。新体制2試合目でロシア・ワールドカップ(W杯)出場組のFW大迫勇也が入ったことで、9月のコスタリカ戦(3-0)よりも「1トップ+トップ下」という4-2-3-1の形がより色濃くなり、トップ下に入ったMF南野拓実(ザルツブルク)は先制点を挙げるなど存在感を放った。森保監督は「全員攻撃・全員守備」と「攻守のバランス」をコンセプトに掲げているが、トップ下の選手にはどのような役割を求めているのか。2試合連続でキャプテンを務め、後方のボランチからサポートしたMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は「得点を取ってほしい」と指揮官の狙いを代弁した。

 コスタリカ戦では、立ち上がりこそ南野にボールが入らず中盤まで降りてきてくる場面が見受けられたが、徐々にチームがリズムをつかむとより高い位置でプレー。前半42分には、インターセプトした青山の縦パスを南野がペナルティーエリア内まで持ち込み、冷静に左足で流し込んで先制点を奪った。

 後半20分のMF伊東純也(柏レイソル)のゴールが生まれた場面でも、MF原口元気(ハノーファー)と伊東に南野が絡んでペナルティーエリア内でシュートを放ち、そのこぼれ球を押し込んだ形で生まれている。

 広島時代は3-4-2-1をメインシステムにしてきた森保監督が、4-2-3-1のトップ下に求めるのは司令塔タイプなのか、ストライカータイプなのか。MF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)が君臨したアルベルト・ザッケローニ監督時代、MF香川真司(ドルトムント)が入ったバヒド・ハリルホジッチ監督時代を知る青山は、「両方できれば一番ですけど」と切り出しつつ、恩師が求めていることを明かした。

「できれば点を取ってほしいし、ゴールに近い位置でプレーしてほしい。監督もそれを求めていますね。チームとしてペナ(ペナルティーエリア)の中に入っていく形を求めている。そこは僕らも要求していきたいと思います」

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