「メッシのような人生は送りたくない」 30歳で現役引退の元イタリア代表FWが激白

(左から)アルゼンチン代表FWメッシ、元イタリア代表FWオスバルド氏【写真:Getty Images】
(左から)アルゼンチン代表FWメッシ、元イタリア代表FWオスバルド氏【写真:Getty Images】

引退後ミュージシャンの道に進んだオスバルド氏 かつては吉田とも共闘

 かつてユベントスやローマでプレーし、サウサンプトン在籍時には日本代表DF吉田麻也とも共闘した元イタリア代表FWパブロ・オスバルド氏が、「私は(アルゼンチン代表FW)リオネル・メッシのような人生は送りたくない」と語ったと、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」などが報じている。

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 アルゼンチン生まれのオスバルド氏は、母国のウラカンから2006年にアタランタへ移籍すると、その後は主にイタリアのクラブを渡り歩いた。二重国籍を所持しており、07年にはイタリア代表を選択。U-21イタリア代表としてプレーすると、11年10月の欧州選手権予選でA代表デビューを飾り、国際Aマッチでは12試合出場4ゴールの成績を残した。FWとしてプロキャリアを積み重ねたが、母国の名門ボカ・ジュニアーズでのプレーを最後に、16年9月に30歳で現役を引退し、ミュージシャンとしての活動を始めた。

 そして今回、スペイン紙「マルカ」のインタビューに応じたオスバルド氏は、そのなかで「私はメッシのような人生は送りたくない。彼のようにプレーしたいとは思うが、彼の“人生”は嫌だ。なぜなら、彼に生活なんてないからさ。金の牢獄に住んでいるようなものだろう」と、母国アルゼンチンの英雄について語ったという。

「彼はきっと世界で一番大きなテレビを持っているかもしれないけど、リビングで座ってリラックスすることもできない。そんな人生は私が望むものではない」

 現役引退時の報道によれば、オスバルド氏のもとにはキエーボからオファーが届いていたが、30歳の若さでミュージシャンとしての新たな道に進むことを選択。実力者ながら“トラブルメーカー”としても知られ、1クラブに長く留まることがなかったオスバルド氏にとって、バルセロナとアルゼンチン代表の絶対的エースとして、多くの重圧を背負って戦うメッシのような現役生活を送ることは想像できないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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