バルサDFの一発レッドに疑問噴出 “肘打ち”受けた相手も「誰のファウルでもない」
ラングレーがポンスへの“肘打ち”で退場も… バルベルデ監督はVAR判定を問題視
バルセロナは現地時間23日、リーガ・エスパニョーラ第5節でジローナとの“カタルーニャ・ダービー”に臨み、2-2のドローに終わった。新加入DFクレマン・ラングレーのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による退場が響く形となったが、バルサのエルネスト・バルベルデ監督がこの判定に「理解できない」と述べれば、ファウルを受けたジローナMFもファウルではなかったと明かしたと、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。
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試合は前半19分にMFアルトゥーロ・ビダルのパスを受けたFWリオネル・メッシが冷静に決めて、バルサが幸先良く先制。しかし、試合の流れが大きく変わったのは同35分のこと。ラングレーが相手MFペレ・ポンスに肘打ちしたとしてVARが適用され、レッドカードが提示された。
バルベルデ監督は試合後、報道陣に対し「試合を見ていて、レフェリーがVARを求めたのはラングレーの退場のためではなく、例えば相手選手への警告など、私たちに何か(有利なものを)与えてくれるためかと思った。だから、レフェリーの最後の判定には本当に驚いたね。ラングレーのファウルだとは思えない。自分を守ろうとしてはいたかもしれないが、肘打ちでは絶対になかった。彼と衝突したジローナのペレ・ポンスでさえ謝ろうとしてたんだ。退場では絶対にない」と疑問を呈した。
そのうえでVARについては、「あのクレマンの件でVARを使うなんて思いもしなかったよ。少し驚いた。VARはレフェリーが誤審でメディアから責められる可能性があるような、大きな問題の時に使われるものだと考えていた。私が思うに、このシステムは形になってきてはいるが、VAR使用の条件について折り合いをつけようとしているところだね」との見解を示した。