レアルMFイスコ、“ロペテギ采配”に異議なし 「“私とその他10選手”のチームではない」

レアル・マドリードMFイスコ【写真:Getty Images】
レアル・マドリードMFイスコ【写真:Getty Images】

ビルバオ戦で今季二度目の先発落ち 後半途中出場も意に介さず

 レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコは、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラのアスレチック・ビルバオ戦(1-1)で後半16分から出場した。同18分に値千金の同点ゴールを決めたものの、代表チームで長くともに戦い、大きな成功を収めてきたフレン・ロペテギ監督の下で、中核を担うと予想されたイスコのベンチスタートに驚く人々もいたが、当の本人はこの起用に納得しているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。

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 イスコはジネディーヌ・ジダン前体制下で、指揮官から高い評価を得るものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)との過密日程によるローテーション策により、ベンチスタートの試合も多かった。昨季のリーグ戦での先発出場は21試合に止まり、スペインメディアでは再三、イスコが不満を募らせていると報じられ、マンチェスター・シティ移籍の噂まで浮上していた。

 一方、スペイン代表では3月に行われたアルゼンチンとの国際親善試合(6-1)でハットトリックをマークするなど、ロペテギ体制の「ラ・ロハ」(スペイン代表の愛称)で不可欠な存在に成長。そのロペテギ監督とレアルでも組むこととなり、メディアもファンもイスコのレギュラー固定を予想していた。

 だが、ここまでのリーグ戦4試合のうち、途中出場は早くも二度目。Aマッチウィーク突入前に行われた第3節レガネス戦(4-1)でも、後半途中からの出場だった。

 こうした状況について、イスコ本人は「チームには僕だけじゃないんだ。僕より良いコンディションのチームメイトがいて、監督はそのうえでスタメンを選んだだけのこと。ロペテギ監督の下で『イスコとその他10選手』と言っているのは君たち記者の方だろう」とコメント。「シーズンはまだ長いし、僕たちはそれに向けて準備する必要がある。監督が言うように、一番大事なのは全員が目標に向けて準備できているということだ」と続けた。

 スペインの年代別代表から指導を受けてきたロペテギ監督への信頼を、改めて口にしたイスコ。前人未到のCL4連覇を狙うレアルは、現地時間19日にローマとのグループステージ初戦を迎える。ビルバオ戦で体力を“温存”する形となったイスコは、スタメンの一員としてピッチに立つことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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