「彼のような人間は見たことがない」 C・ロナウドの“元相棒”が当時を回想し賛辞

ユベントスFWロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスFWロナウド【写真:Getty Images】

エジルが語るロナウド 「多くのチャンスを生み出す必要がない」

 アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルは、クラブ公式サイトで自らの半生を綴った手記を公開しているが、そのなかで元同僚であるユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて、「彼のような人間は見たことがない」と当時を振り返っている。

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 エジルはアーセナルに移籍する前の2010年から3シーズン、レアル・マドリードでプレー。卓越した技術とパスセンスで存在感を放ち、世界各国のスター選手が集まる“白い巨人”でも名パサーとして確固たる地位を築いた。

 なかでも、抜群のコンビネーションを築いたのが、絶対的エースとして君臨していたロナウドだった。ピッチ上で阿吽の呼吸を見せ、数多くのアシストを提供して稀代のゴールマシンの得点を演出。そんな当時の二人の関係性について、エジルは次のように記している。

「人々から常に聞かれるのが、ロナウドとのプレーはどのようなものだったかということだ。僕から言えることは一つ、彼のような人間は見たことがないということだ。彼は本当に勤勉に働くし、練習場に一番最初に来て、一番最後に帰るんだよ。彼は真のプロフェッショナルであり、勝利を渇望している。トレーニング中の試合でさえもね。

 彼とのプレーは本当に楽しかった。彼が僕のことを輝かせてくれたしね。そして、ピッチ外でもナイスガイだ。彼とプレーするのは簡単なことだった。多くのチャンスを生み出す必要がなかったからね。もし二つのパスを供給すれば、二つともゴールを決めてくれる。それこそ彼が、史上最高のフットボーラーたる所以さ」

 エジルは13年夏のアーセナル移籍後もコンスタントにアシストを記録し、プレミアリーグでも“アシストキング”の称号を獲得。一方のロナウドは、レアル9年間でクラブ歴代最多となる公式戦451ゴールをマークし、今夏ユベントスに移籍。初参戦となるセリエAでは開幕から3戦不発だったが、現地時間16日のセリエA第4節サッスオーロ戦で2ゴールを決めた。

 かつて名コンビを築いたエジルは、「史上最高」と称えたロナウドが新天地ユベントスでも輝きを放つことを、パサー目線で確信しているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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