元日本代表FW柿谷もレアル戦で体感、“W杯級”のCLに衝撃「日本とはレベルが違う」
ブラジルW杯後にスイス1部FCバーゼルに移籍、加入直後のCLレアル戦に出場
18日にクラブの“欧州ナンバーワン”を決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が幕を開ける。昨季、史上初のCL3連覇を成し遂げたスペインの名門レアル・マドリードとこの大会で対戦した経験を持つのが、J1セレッソ大阪の元日本代表FW柿谷曜一朗だ。「日本とはレベルが違う」と回想しつつ、「若い子たちにはCLに出てほしい」とエールを送る。
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C大阪の下部組織で“天才”と注目されていたのが柿谷だった。2006年のU-17アジア選手権で優勝に貢献し、大会MVPに選出。翌2007年のU-17ワールドカップでゴールを決めて脚光を浴びた。C大阪のトップチームに昇格し、香川真司(ドルトムント)や乾貴士(ベティス)らと共闘するも出場機会は限られ、燻っていた19歳は2008年夏に当時J2徳島ヴォルティスへ期限付き移籍。この武者修行で一回り成長を遂げ、2012年にC大阪へ復帰を果たすと、エース格として存在感を高めていった。
時を同じくして2013年7月の東アジアカップ中国戦で代表初キャップを刻み、大会得点王として優勝に貢献。それから代表メンバーに定着し、2014年ブラジル・ワールドカップの最終メンバーにも選出された。ブラジル大会は途中出場2試合(コートジボワール、コロンビア)で失意のグループリーグ敗退に終わったなか、大会後の新天地として選んだのがスイス1部FCバーゼルだった。
8月のリーグ第3節FCトゥーン戦で公式戦デビューを飾り、続く第4節FCチューリッヒでは途中出場から1得点1アシストと活躍。そして9月のCLですぐさまチャンスが訪れた。
「CLに出たいからバーゼルに移籍して、そのデビュー戦がいきなりレアル・マドリードだった」