アルゼンチン代表“10番”はメッシのもの! 暫定監督が見解「他の選手には使わせない」

長年にわたって背番号10を着用するFWメッシ【写真:Getty Images】
長年にわたって背番号10を着用するFWメッシ【写真:Getty Images】

9月2連戦に未招集のメッシ、“空き番号”の背番号10にスカローニ暫定監督が言及

 今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト16敗退の失意を味わったアルゼンチン代表は、リオネル・スカローニ暫定監督の下で7日にグアテマラ(3-0)、11日にコロンビア(0-0)と国際親善試合を戦った。この2連戦に、長年にわたって背番号10を着用するFWリオネル・メッシ(バルセロナ)は招集されなかったが、スカローニ暫定監督はこの番号をメッシの代表での去就が決まるまでは誰にも使わせないと断言したと、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 メッシはロシアW杯に主将として臨み、自身初の優勝を目指したが結果はベスト16敗退。それ以降、無期限で代表チームから離れている。今回の2連戦で、アルゼンチンの「背番号10」は誰も着用していないが、これについて同国代表GKセルヒオ・ロメロ(マンチェスター・ユナイテッド)は、背番号は使われるべきだとの見解を示していた。

 しかし、スカローニ暫定監督の考えは異なるようで、「W杯に出場したほとんどの選手が自分の背番号をキープしている。そしてアルゼンチンにおいては、背番号10はメッシ本人の口から続けるかどうかを聞くまでは、彼のものだということだ。まだ我々は彼から消極的な答えはもらっていない。だから、他の誰にもこの番号は使わせないと決めた」と記者会見で話したという。

 またスカローニ暫定監督は、もしメッシが代表復帰を決めた場合、彼のベストを引き出すためのプレースタイルを組み立てようとしているとし、「アルゼンチンの世界最高の選手がピッチにいなければ、チームが負けるのは明らかだ。我々の考えとしては、メッシが気持ち良くプレーできるチームを作ることで、それと同時に、このユニフォームを着てプレーするのがどういう意味を持つのかを理解している、若い選手によるチームを作りたいとも思っている」と、今後の指揮にも意欲を見せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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