世界屈指の司令塔モドリッチ、かつてシティ移籍目前の経緯が判明 破談の理由は…

モドリッチ、マンチェスター・シティへの移籍目前の過去があったようだ【写真:Getty Images】
モドリッチ、マンチェスター・シティへの移籍目前の過去があったようだ【写真:Getty Images】

UEFA最優秀選手受賞のモドリッチ、シティと破談後にトットナム移籍でブレイク

 レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、かつてマンチェスター・シティへの移籍が目前に迫っていたという。英紙「サン」がその経緯を報じた。

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 モドリッチは2012年にレアルへと加入し、長年にわたり“白い巨人”の司令塔として活躍し、現在は確固たる地位を築いている。ロシア・ワールドカップ(W杯)ではクロアチア代表の主将として同国史上初の準優勝を果たし、大会MVPにも輝いた。また2017-18シーズンのUEFA最優秀選手賞も受賞するなどキャリア最高のシーズンを過ごしている。

 2008年にトットナムへ加入してからモドリッチは徐々に名声を高めていったが、当時シティ移籍が目前に迫っていたようだ。シティは07年にタイ元首相のタクシン・チナワッチ氏がオーナーに就任し、モドリッチの獲得に本腰を入れていたという。名誉会長を務めるバーナード・ハルフォード氏が明かしている。

「チナワットが在籍していた時、モドリッチとのサインが可能だった。彼は非常に興奮していた。私のところへ来て、我々は大きな契約を結ぶことになり、それは世界最高の選手の一人であることを伝えてきた。モドリッチを招き入れる準備を整えていたが、お金が必要になったタイミングで、チナワットの資金はタイで凍結させられてしまった。彼はシーズン最初の日に私の元にやって来て、辞任しなければならないことを伝えてきた。そのため、我々はモドリッチを獲得することができなかった。1000万ポンド(約14億3000万)だったと思う。それがいまやバロンドール候補だ」

 08年にはUAEの「アブダビ・ユナイテッド・グループ」がシティを買収したため、一気に世界最大の富豪クラブへと飛躍を遂げたが、その時にはすでにモドリッチのトットナム入団が決定していた。

 今季シティは新たな司令塔としてイタリア代表MFジョルジーニョの獲得に本腰を入れていたが、チェルシーに横槍を入れられ、獲得に失敗している。当時モドリッチがシティに加入していれば、サッカー界の歴史はまた違ったものとなっていたかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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